バンコク市内のオフィスビルや商業施設などで「おにぎり」を販売する自動販売機の設置が増えてきており、話題を集めている。
この自販機が初めてお目見えしたのは昨年8月。「ONIGIRI」ブランドで台湾製の自販機を設置し、管理・運営を行うのはタイ人の個人事業者。現在設置するのは「ドンムアン空港」「エンパイアビル」「チャムチュリー・スクエア」「アマリン・プラザ」「RSタワー」「グラミービル」「サーミットタワー」など10カ所で、今後も増やしていく予定だという。
販売するのは「ツナマヨネーズ」「トビコマヨネーズ」「サーモン」「テリヤキサーモン」「海藻サラダ」の5種類で、価格は全品25バーツ(空港では55バーツ)均一。コメは高品質の日本米、ノリは日本から輸入したものを使う。食べる直前でノリを巻く「おにぎりシート」で包装し、自販機内はおいしさを保つために常に18度に設定している。
自販機本体は硬貨しか使えないが、側面に紙幣から硬貨にする両替機を設置するほか、しょうゆやわさびを保管するボックスもあり、好みで自由に持ち帰ることができる。
自販機の管理を担当するパッカパンさんは「フレッシュなおにぎりを毎日納入しており味には自信がある。タイ人の利用客が増えてきており、一番人気はテリヤキサーモン」と話す。