タイ国スポーツ観光省は1月12日、激化する反政府抗議活動による影響に対応し、外国人観光客のための支援機関「Tourist’s Friend Center(ツーリストフレンドセンター)」を開設した。
組織化には、ツーリストポリスやホテル業団体、ほかの産業団体など官民が協力。観光客が安全・快適に移動するための情報提供を行うほか、24時間体制の緊急電話対応なども行う。政治対立は「赤シャツ」対「黄色シャツ」の対立といわれることから現在、ボランティアを含むスタッフは全員、白いシャツを着用して対応に当たっている。
主要拠点はホアマークのタイ国スポーツ庁舎内、ドンムアン国際空港、スワンナプーム国際空港の3カ所。市内ではBTSのサイアム駅、パヤタイ駅、エカマイ駅、地下鉄MRTのウォンウェンヤイ、ホアランポーンの5駅にもサブセーンターを設ける。
このほか緊急時に備え、「イーストイン・グランド・ホテル」(サトーン)、「ウィンザー・スイーツ・ホテル」(スクンビット・ソイ18 )、「ツイン・タワーズ・ホテル」(Rong Muang, Patumwan)で、観光客を空港まで送る車両が待機する。
同省のワッチャラー報道官は「各機関・団体と連携し、人員の提供も受け支援センターを設置した。外国からの訪問客が困ることがないように対応する。政治的混乱が沈静化するまで運営を続ける予定」と話す。
ホットライン(TEL 02-314-1212)は24時間体制で対応する。