シンガーソングライターの瑠璃さん、タイのヒット曲を日本語で歌い注目

YouTubeで1億回の再生を記録した「ゲツノバ」の名曲「クライ・ケーナイ・クー・クライ」を日本語で歌う瑠璃さん

YouTubeで1億回の再生を記録した「ゲツノバ」の名曲「クライ・ケーナイ・クー・クライ」を日本語で歌う瑠璃さん

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 バンコクを拠点に音楽活動を行っているシンガーソングライターの瑠璃さんが、タイのヒット曲を日本語でカバーしたり、タイの人気アーティストらに楽曲や日本語の詞を提供したりといった新たな挑戦を行い、タイの音楽業界の一部で注目を集めている。

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 最近までタイの名門「チュラ大」の学生でもあった瑠璃さんは通学中、日本を舞台にしたタイの映画「Time Line」の主題歌でタイの若者に絶大な人気のバンド「Getsunova(ゲツノバ)」の曲を聴き感動。「あまりにも心引かれて」歌詞を日本語に翻訳し、歌うようになったという。

 日本語で歌うタイソングをライブやチャリティーイベントで披露するうちに、タイの大手芸能事務所「グラミー」のスタッフらの耳にも入った。そして今回、8月16日に東京で開催されるサマーソニックに出演する「ゲツノバ」のため、日本語の歌詞を提供することが決定。ステージでは瑠璃さんとの共演も予定する。

 瑠璃さんと共にサマーソニックで日本語の歌を披露するために現在練習中の「ゲツノバ」。ギターとシンセサイザーのパノートさんは「日本も日本の音楽も好き。サマソニにはこれまで観衆として2回参加しているが3回目がステージの上とは」と感慨深げだ。ボーカルのネームさんは「サマーソニックのステージに立つことは夢だった。日本の観衆はノリが良くて最高。楽しみたい。でも日本語の歌を覚えるのが大変だね」と笑顔を見せる。

 瑠璃さんは「タイ語学習のために毎日タイソングの翻訳を続けていたら、知らぬ間にタイ語での作詞法も習得していた。歌にのせるタイ語は独特でこつが必要だが、作った歌が(国民的スター)バードさん主演ドラマの主題歌への採用も決まり自信が深まった。これからも日本とタイの架け橋になりたい」と意気込む。

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