対岸にワットアルンを望むチャオプラヤー川沿いで現在、全長300メートルの遊歩道を配した大型コミュニティーモール「Yodpiman River Walk(ヨートピマン・リバーウォーク)」の建設工事が11月の完工に向けて進められている。
タイの新しい観光名所としてヨートピマン・マーケット社が開発・運営する同プロジェクト。1万4000平方メートルの敷地はかつて、ラマ1世王の宮殿跡地で「アジア最大級のフラーワーマーケット」と呼ばれるパーククロン市場で有名な場所。総工費は15億バーツに上る。
6つの建物は外国の建築様式の影響を受けたコロニアル風の外観で「Thai Heritage Mall」をコンセプトに、各棟「アユタヤ」「トンブリ」「ラタナコーシン」など現在までの各王朝スタイルの内装を施す。テナントとして飲食店や土産店が多数出店し、海外の有名ブランドも約40店が出店する予定だという。
同社チャリアオ会長は「オープン後の1日当たりの来場者数は2万人以上でタイ人70%、外国人30%を見込んでいる。来年には地下鉄MRTの新駅『サナムチャイ駅』も誕生し、チャオプラヤー川沿いのランドマークになるはず」と期待を込める。