タイ日ハーフの女性新進アーティスト、バンコクで個展

アクリル絵の具やエナメル系塗料を使ったポップな色彩がユリーさんの作品の特徴。

アクリル絵の具やエナメル系塗料を使ったポップな色彩がユリーさんの作品の特徴。

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 100トンソン・ギャラリー(Soi Tonson, Ploenchit Road、TEL 02-684-1527)で7月2日、タイ日ハーフの新進作家ユリー・ケンサク(Yuree Kensaku)さんの個展「Sweet with Mr. Fan」が始まった。

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 日本人の父を持つ1979年バンコク生まれのタイ人アーティスト、ユリー・ケンサクさんは、2002年にバンコク大学美術学部を卒業。2003年にはバンコク大学アートギャラリーの新進作家選抜企画「Brand New」に選ばれ、初の個展を開催。2007年にはチュラロンコン大学アートセンターで個展「Love in a platinum frame」を開催するなど、バンコクを拠点に積極に活動し、タイのアートシーンで最も注目される若手アーティストの一人として知られる。

 今回の個展は、2004年から同ギャラリーで毎年続けているもので、地球温暖化による干ばつや洪水などの自然災害、死と隣り合わせの日常をテーマに、キャンバスのほかに、木やプラスチック、金属などに直接描く独特のスタイルで表現した作品12点が並ぶ。

 会場を管理するキュウさんによると、初日は約200人の来場者があったといい、ユリーさんの人気、注目度の高さをうかがわせる。

 公開時間は11時~19時。月曜~水曜定休。入場無料。8月23日まで。

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