タイ東北部の中核都市コンケーンを拠点とする揚げまんじゅう屋台「サラパオ・トート・ナーム(揚げまんじゅうの意味)」(Tanbol Baandog、TEL 085-838-1276)が、9月19日に7チャンネルのグルメ番組で紹介されたのを機に問い合わせが殺到し、今年6月に始めたFC展開に弾みがついている。
店主のデュシット(Dusit Jansom)さん(32)はもともと、エンジニアとしてチョンブリ県内の日系企業に勤めていたが、約5年前に退職して現在の店を立ち上げた。当初より「おししくてボリュームがある」と人気を集めた。デュシットさんは、連日200個を売り切る盛況ぶりに自信を深め、今度は故郷のコンケーンに戻って再度開業。現在はコンケーン大学構内など市内にある3軒の店を切り盛りしながら多店舗化を進めている。
まんじゅうの大きさは直径約8センチ。厚さ約3センチの中には、豚肉や野菜がたっぷりと詰まっている。表面は香ばしく、中身はジューシーに仕上げているのが特徴で、大きめのフライパンにたっぷり水と油を入れて焼き上げる。付けダレにオリジナルのスパイシーソースも用意する。
まんじゅうの中身は「豚肉」のほかにも「タロイモあん」「トアデーン(あずきあん)」「クリーム」「ゴマあん」などがあり、価格は1個10バーツ(約27円)。最近は1日あたり1店舗で約400個を売り上げているという。
開業までのノウハウ、まんじゅうの作り方や焼き方などのトレーニング代も含め、FC店の契約料は19,000バーツ。器材一式は10,000バーツ。ドゥシットさんは「現在は、アユタヤ県、チェンマイ県、ラヨーン県で開業準備を進める契約者のトレーニング中」と話す。「バンコクに住んでいる人は、すでにミンブリー県やパタヤにFC店が出店しているので、そちらでぜひ食べてみてほしい」とも。