タイ人経営の創作日本料理店「関西風」、低価格オリジナルメニューで話題に

オーナーのポーンパックさん。

オーナーのポーンパックさん。

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 東南アジア屈指の安宿街、カオサン通り近くに昨年9月にオープンした創作日本料理店「関西風(KANSAI FULL)」(Jakraphong Road、TEL 081-905-2258)が、低価格路線のオリジナルメニューで、世界中から集まるバックパッカーやタイの若者らの間で話題になっている。

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 店舗面積は約40平方メートル。1階と中2階、店先のガレージに配したテーブルやカウンター席は約40席。アメリカ帰りでMBAの資格を持つオーナーのポンパックさんが約100万バーツを投じて開いた同店には、夕方になると店名(「FULL」)通り満席になりにぎわう。

 昔から和食を食べるのが好きだったが、料理は未経験。それでも日本料理店をオープンさせたいと、ポンパックさんは日本人の友人に作り方を学び、アドバイスを受けながらレシピを完成。日本料理店で経験の長いタイ人シェフ2人を雇い入れスタートを切った。

 メニューは、正統派のすしや天ぷら、そば、うどんなどから、店主自らの独創性で作りあげたオリジナルメニューまで約50種類を用意する。オリジナルメニューではイカやベーコン、チーズをトッピングした「ピザお好み焼き」(165バーツ)、「牛スジのお好み焼き」(135バーツ)、カキをベーコンで巻いて焼いた「カキベーコン」(155バーツ)などが特に人気だという。

 ポンパックさんは「とにかくリーズナブルな価格にしたかったので、材料はできるだけ輸入ではなく、新鮮な現地のものを使っている。この周辺だけで5~6店舗の日本料理店があるので、競争力が必要。質の高いおいしい食事を提供していきたい」と意気込む。

 営業時間は11時~14時、17時~22時。

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