日本をテーマにしたレストラン街「日本街(にほんまち)」(Soi Sukhumvit 26)に4月1日、姫路に本部を置き、関西圏を中心に全国に約50店舗を展開する「えひめ名物・どろ焼お好み焼・喃風(なんぷう)」のバンコク店がソフトオープンした。
看板商品の「どろ焼」は1999年、「たこ焼作られへんか?」という客のリクエストに応え、「試しにお好み焼きのネタに卵とダシ、タコを入れて鉄板の上でオムレツのような形に焼いた」のがきっかけ。この時の「鉄板たこ焼き」に改良を加えたものが明石焼き風にダシを添えて出す「どろ焼」で、評判はすぐに口コミで広がったという。
特徴は、お好み焼きでもオムレツでももんじゃでもない柔らかいフワフワとした食感。最近では「行列のできる法律相談所」(日本テレビ)の番組企画「B級グルメグランプリ」にランクインしたほか、永谷園との共同開発で「姫路名物 喃風 どろ焼の素」(369円)を商品化し、話題を集めている。
バンコク日本街店では、広々としたスペースに68席を配置。鉄板付きのテーブル上には、特製のソース、マヨネーズ、青ノリやかつお節も用意する。テーブルの壁には「どろ焼・鉄板たこ焼きのおいしい食べ方」を写真やイラストで、日本語とタイ語で説明。初めてでも戸惑わないよう配慮する。
メニューは、つまみの「すじこん」(139バーツ)や「たこわさ」(110バーツ)、「やみつききゅうり」(85バーツ)。主力商品のどろ焼は「どろ豚」(189バーツ)や「どろねぎすじこん」(259バーツ)など7種類。お好み焼きも「豚玉」「イカ玉」(各189バーツ)など6種類。このほか「ねぎ焼き」(189バーツ~)、「モダン焼き」(279バーツ~)、「焼きそば」(199バーツ)、「鉄板たこ焼き」(209バーツ)、「そばめし」(259バーツ)なども用意する。
タイブランチ・マネジャーの猪坂信威さんは「日本で提供している味をそのまま持ってきた。バンコクは今、専門店ブーム。タイの方々にわたしたちの味も知ってもらいたい」と話す。
営業時間は、昼=11時30分~14時(ラストオーダー)、夜=17時30分~22時(ラストオーダー)。ソフトオープンは今月21日までで、利用額から10%割引く。22日~24日はグランドオープニングプロモーションとして、利用額の20%相当の金券を進呈する。ソンクラーン(13日~16日)は休み。