日本街の江南料理店が開店1カ月-日本で話題の「焼き小龍包」人気に

オープン記念で限定100羽・500バーツでプロモーション中の「北京ダック」

オープン記念で限定100羽・500バーツでプロモーション中の「北京ダック」

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 日本がテーマのレストラン街「日本街(にほんまち)」に唯一出店する中華料理店「spring garden(蘇杭匯)」(Soi Sukhumvit 26、TEL 02-258-2577)がオープンから1カ月を迎えた。

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 タイでは珍しい上海料理、浙江料理、江蘇料理などの「江南料理専門店」として6月13日にオープンした同店。蘇州と杭州の美味が集まるという意味を込めて中国語の店名は「蘇杭匯」とした。上海万博にも出店し、蘇州で400年続く老舗有名店「得月楼」のシェフが「伝統的中華料理」と「新スタイル」の両方で腕を振るう。

 自ら熱狂的な中国マニアと称する入沢さんが、「得月楼」のオーナーで5年来の上海の友人をパートナーに、バンコクにも「得月楼」のように「中国人や地元のタイ人、在住日本人や観光客にも愛される店づくり」を目指す。

 黒と白を基調にしたシックな内装と広々とした店内には、4人掛けのテーブル9卓。個室2部屋を設け、小グループの会食から20人ほどまでの宴会にも対応する。日本人駐在員の接待需要にも応えられるように、「落ち着いた雰囲気を大切にインテリアにこだわった」(入沢さん)という。

 主なメニューは、ビールのつまみにもなる紹興酒に漬けた蒸し鶏「酔っぱらい鶏」(160バーツ)をはじめ、中国系の客のほとんどが注文する「特製白身魚の薫製」(98バーツ)、「鴨肉のしょうゆ煮」(160バーツ)、「上海風酢豚」(160バーツ)、「豚肉とインゲン炒め」(150バーツ)、「上海風ワンタン」(80バーツ)など。

 このほか日本でもなじみの「麻婆豆腐」(150バーツ)や江南名物の「松鼠魚(揚げ魚の甘酢あん)」(360バーツ)も人気で、日本で話題を集める、中にスープがたっぷり入った「焼き小籠包」(80バーツ)は「バンコクではほかにないので、特に日本人客に喜ばれている」(入沢さん)とし、「化学調味料は一切使わない」とこだわりもみせる。

 入沢さんは「日本人の求めるおいしい中華の味で自信がある。値段も意外とリーズナブルと思われるはずで、支持いただけると思う。紹興酒ベースのカクテルもあり、食事だけでなくゆっくりお酒も楽しめる」と話す。「この店を成功させて、いつかはあこがれの台湾に店を持ちたい」と目を輝かせる。酒類を除いた客単価は300~500バーツを見込む。

 営業時間は、ランチ=11時30分~14時30分、ディナー=17時~22時30分。

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