バンコク日本街にラーメン店-タイ人ラーメンマニア2人が開業

オーナーのスウィチャンさん(左)と店長(弟)

オーナーのスウィチャンさん(左)と店長(弟)

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 日本がテーマのレストラン街「日本街(にほんまち)」に7月8日、自ら大の日本通と名乗る2人のタイ人がラーメン店「金のどんぶりラーメン」(Soi Sukhumvit 26、TEL 02-258-2597)をオープンした。

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 元タイ国際航空客室乗務員のスウィチャンさん(Suwitchan Kongnantakul、54)は仕事柄日本へ行く機会が多かったため、自然と日本食の虜になったという。特にラーメンが好きで、「有名店もかなり食べ歩いた」という。

 オープンの直接のきっかけは、友人で現在パートナーとなったポッキーさん(Anucha Jitsamroeng、52)と出掛けたさっぽろ雪祭り。そこで立ち寄った「ラーメン横丁」で「食べたすべてがおいしくて感動した」とし、「自分たちで店を持とう」と意気投合。2年前に仕事から引退しリタイア生活を楽しんでいたが、「夢のラーメン店」実現のため2人で研究を重ね、ノウハウを吸収していったという。

 店舗面積は日本街の中でも広めの120平方メートル。2人掛けのテーブル4卓、4人掛け7卓、6人掛けのボックス席4卓を設ける。ラーメン店らしくとこだわったカウンターは17席を用意した。「アジア人にとって金は特別な色。特別なラーメンを提供したいという思いを込めた」とし、店名を「金のどんぶりラーメン」とする。

 主なメニューは、15時間ほど仕込んだ豚骨スープをベースにした「チャーシューラーメン」(180バーツ)、「豚バラチャーシューラーメン」「ローストダックラーメン」「ぎょうざラーメン」(以上250バーツ)、「牛すじ肉ラーメン」(280バーツ)、「ラム肉のチャーシューメン」(380バーツ)など。

 フカヒレとカニの身をぜいたくに使った「ふかひれラーメン」(800バーツ)と、「あわびラーメン」(400バーツ)に、特製の「金のどんぶり」と金の装飾のあるはし、レンゲで提供。さらに金箔もトッピング。記念撮影や記念品も用意し話題性も狙う。

 このほかにも「牛丼」(220バーツ)、「豚丼」「チャーシュー丼」(195バーツ)などの定番や珍しい「フォアグラ照り焼き丼」(380バーツ)も用意。さまざまなトッピングが楽しめる7種類のカレーライス(220バーツ~)や特製ドレッシングで和えた6種類のサラダ(120バーツ~)も用意する。

 ギョーザは6種類。一般的な日本風焼きギョーザの「オリジナル」(110バーツ)のほか、マスタードをつけて食べる「ふかひれ」(200バーツ)、「プーポンカリー(カニのカレー風味)」(180バーツ)、「ローストダック」「ほうれん草とベーコン&チーズ」(以上180バーツ)、かつお節をのせソースとマヨネーズで食べる「たこ焼き」(150バーツ)など幅広くラインアップする。

 「タイは今、日本ラーメンブーム。日本にも何度も足を運んだ。バンコクでは進出している個人店もフランチャイズ店もほとんどすべて食べ歩いたが、わたしは自分のラーメンが好き」とほほ笑むスウィチャンさんは「アロイチンチン、マイミーティーウーン(他にはない味で本当においしいですよ)」と自信をみせる。

 営業時間は11時~14時、17時~22時。土曜・日曜は11時~22時。

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