バンコクで「アニメソングコンテスト」-タイ代表選出でネット投票へ

本戦に出場した16人と審査員。

本戦に出場した16人と審査員。

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 セントラルプラザ・チェーンワッタナで7月24日・25日、「第2回日タイ友好アニメソングコンテスト」が開かれ114人が予選に臨み、16人がタイ代表の座を懸けた本戦で歌声やパフォーマンスを披露した。在タイ日本大使館、福岡県、ねぎぼうずタイランドが共催する。

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 テーマは「日本のアニメ」。近年タイでは、ポップカルチャーの分野で韓国の普及が目立ち、J-POPなどの日本コンテンツが押され気味。こうした状況の中、いまだ強みを発揮しているアニメ、マンガを突破口に日本コンテンツの再興を図ることを狙って開催した。

 手製のコスチュームでヒーローになりきって歌ったり、ダンスを披露しながら歌ったりする参加者などが会場を沸かせた。地方から泊まりがけでエントリーした参加者も多く、付き添いの両親に見守られながらステージに立つほほ笑ましい姿も。

 26日の本戦で撮影されたパフォーマンスの動画は約2週間後、多言語で日本のポップカルチャー情報を配信する「アジアンビート」のサイトにアップ。8月31日までネット投票が行われ、優勝者はタイ代表として10月中旬に日本で開催される「第1回コスドルアジア大会」へ出場できる。

 同時に開催されたタイ政府観光庁主催による「TATコスプレ大使コンテスト」にも90人を超える参加者が集まった。この日撮影された写真も後日、同庁のホームページにアップ。ネット投票により、コスプレ姿で日本人観光客を誘致する「コスプレ大使」を選ぶ。

 ねぎぼうずタイランドの近藤秀和さんは「多くの方に参加いただき本当に感謝している。こうした活動を通じて日本コンテンツ普及に貢献できればうれしい」と話す。「同様のイベントはチェンマイではすでに定着しつつある。できればコンケーンなど、ほかの地方都市にも活動の場を広げていきたい」とも。

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