泰日工業大学(TNI)」(1771/1 Pattanakarn Rd., Suan Luang)で8月30日、日本のポップカルチャーをテーマにした特別講義「日本のマンガ・アニメのこれから」が開講された。
タイ・日友好と産業界の人材育成を目的とする「泰日経済技術振興協会(TPA・ソーソートー)」を母体とする同大学は2007年8月に開学。以来、全学生が日本語を必修科目としており、日本文化への関心が高いことでも知られる。
特別講義は各分野の専門家を講師に招き、希望する学生を対象に開講するもので、この日はタイで日本のポップカルチャーを軸にさまざまなイベントを主催している「ねぎぼうずタイランド」の近藤秀和社長が特別講師として教壇に上がった。
同大工学部、情報学部、経営学部の1~3年生の学生約100人が特別講義に登録。講義では日本の漫画やアニメの概要、世界や日本における日本のポップカルチャーについてレクチャーした。
漫画やアニメを受け身で楽しむだけでなく、フィギアとして好きなキャラクターを身近に飾ったり、コレクションする楽しみ方や、同人誌を通じて自作の漫画を発表するマーケットの存在、毎回50万人以上の来場者を動員するコミックマーケットについての説明に、熱心にメモを取る学生の姿が多数見られた。
コスプレの世界大会「ワールドコスプレサミット」で2009年、2010年と2年連続で上位入賞を果たしたタイ代表チームの活躍も映像で紹介。国内各地で開催しているイベント「コミックパーティー」への参加も呼びかけた。