バンコクのSCで寺院の懐かしい縁日を再現-露店300店連日盛況

タイの伝統的な子どもの髪型にカットする床屋のブース

タイの伝統的な子どもの髪型にカットする床屋のブース

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 バンコク郊外の大型ショッピングモール「ファッション・アイランド」(Ram Intra Road)1階で現在、タイ各地の寺院でかつて頻繁に行われていた縁日を再現したイベント「テッサカーン・ティアオガーン・ワット(寺の縁日の意味)」が開催されている。

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 今年で10回を数える同イベント。懐かしい駄菓子や飲み物、商品を販売するブース300店以上が出店し、過去最大の規模で今月9日に開幕した。普段は若者が多いショッピングモールだが、会場にはこのイベントを目当てに足を運ぶ年配客の姿も多く見られる。

 ブースは、アンティークの家具や調度品でデコレーションされており、タイムスリップしたようなムードが漂う。ココナツを使ったタイの伝統的な菓子や炭火で焼く素朴なせんべいを販売するブース、射的や輪投げなどのゲームを楽しませる店は多くの子どもたちでにぎわう。

 特設ステージでは、タイ人にとっては懐かしい往年のスターらによるライブコンサートや伝統舞踊のショーを開催。バンコク市内で110年の歴史があるナンレン市場や食べ物の屋台で有名なバンランプー市場、中古品の販売で有名なワンラン市場の商品も並ぶ。

 PR部主任のサイチョン(Saichon Krataithong)さんは「来場者数は毎日5~6万人。幅広い層の方が来場してくれてうれしい。ミニチュア模型で再現した昔のバンコクも人気」と話す。

 開催時間は10時~20時。入場無料。今月19日まで。

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