日系ジムのムエタイ戦士、「K-1MAXソウル大会」出場へ

カメラマンを前にファイティングポーズをとるサガッペット選手。

カメラマンを前にファイティングポーズをとるサガッペット選手。

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 10月3日に韓国で開催される「K-1MAXソウル大会」に、ルンピニースタジアム&ラジャダムヌンスタジアムのスーパーフェザー級の前王者で、日系ムエタイジム「イングラムジム」(3647/3 Rama 4 Road)のサガッペット・イングラムジム選手の参戦が決まった。

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 同ジムはブラジルにも進出する国際的な格闘技ジムで、バンコクでは日本人選手のほかブラジルの所属選手を受け入れ、長期合宿なども実施。サガッペット選手のほかにも、W.P.M.F.スーパーフライ級チャンピオンのダーウサミン選手や上位ランカーが所属しており、選手の育成に定評がある。

 同大会に向け順調にコンディションを調整する同選手。待望のK-1MAX初参戦とあって、K-1ルールの確認作業をしながら練習にも熱が入る。対戦相手はミハウ・グロガフスキー選手(ポーランド)。試合映像を入手し、相手のクセなどの研究も余念がないという。

 8月11日に開かれた王宮前広場の興行では、イギリスの強豪アンディー・トゥラッシャー選手と対戦し圧勝を収めている。同試合はソウル大会と同じ契約体重70キロでの対戦だったため、「自信を深めた」とし、日々特別の練習メニューで試合に備える。

 同選手は「韓国の試合に勝利すれば11月8日の両国国技館の決勝トーナメントに進出できる。今回のチャンスでモチベーションが上がっている。体のキレが良くなってきており、心身ともに充実している感じ。心技体をそろえてソウルでの試合に挑みたい」と意気込む。

 同ジムの鈴木秀樹会長は「K-1MAXは世界中の人が注目する大舞台。ムエタイの強さをアピールして、ムエタイ普及に貢献したい」と話す。「10月11日にはわたしの地元仙台の興行にサガッペット選手を出場させる。ソウル大会に勝って仙台に戻りたい」とも。

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