日本政府観光局バンコク、訪日ツアーに精力的な旅行業者を表彰

フォーシーズンホテルで開かれた表彰式

フォーシーズンホテルで開かれた表彰式

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 日本政府観光局(JNTO)バンコク事務所(Rama 4 Road)は1月20日、訪日ツアーを精力的に販売している旅行事業者や個人・団体に賞を贈る表彰式をフォーシーズンホテルで開催した。

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 各賞の表彰は同事務所が昨年、開設50周年を迎えたのを機に創設した制度。訪日ツアーの販売実績の高い業者に贈る「トップエージェント賞」のほか、新たな訪問先の同ツアーを開発・販売した業者に贈る「ユニークデスティネーション賞」、テーマがユニークな同ツアーを開発・販売した業者に贈る「ユニークテーマ賞」、訪日旅行の促進に顕著な貢献をした団体や個人を表彰する「JNTOバンコク事務所長特別賞」がある。

 今回の受賞者が企画したツアーには、「京都・祇園宴会ツアー」「アニメ制作現場ツアー」「北東北を巡る紅葉ツアー」など、幅広いテーマの商品があった。各受賞者へは記念の楯とペナントを授与。受賞した旅行事業者へは展示用バナーを贈呈した。

 2010年まで日本食大手Oishiグループの代表を務めたタン・パーサコンティー元社長には、同ビュッフェチェーンのOishiや緑茶飲料の広告を通じて、日本にタイするイメージアップに貢献したとして「所長特別賞」が贈られた。タン元社長は地方公演のため欠席したが、ビデオメッセージで「受賞は名誉なこと。これを機に(政府機関と)力を合わせ、タイの人々が深く日本を知り、もっと日本へ旅行し、より日本料理を味わう機運を作り出せればと思う」と喜びの言葉を寄せた。

 タイを代表するコメディアンの1人で、自らの訪日体験を1人トークショー舞台「ディアオマイクロフォン」のネタとして取り上げるなど、独自の視点で日本の知名度向上に貢献したウドム・テーパニットさんも同賞を受賞。ウドムさんも海外出張のため欠席したが、「日本は何度行っても飽きない国。僕は少なくともあと100回は日本に行くと思う。というのも、僕の生涯の目標は日本の奥さんをもらうことですから」とユーモアあふれるビデオレーターを寄せた。

 JNTOによると、2010年の訪日外客数は、これまで過去最高だった835万1,000人(2008年)を上回り、前年比26.8%増の861万2,000人。前年比の伸び幅としては、この半世紀の間で、大阪万博が開催された1970年(同40.4%増)に次ぐ2位を記録したという。タイからの訪日客は初めて20万人を突破(21万4,000人)。市場別では英国を抜き第7位に浮上しており、今後の成長に期待が集まっている。

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