バンコク近郊の運河にある3つの「100年市場」、市内SCに集結

「Travel in Floating Market」の会場の様子

「Travel in Floating Market」の会場の様子

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 SEACON SQUARE(Srinakarin Road)1階メーンアトリウムで3月11日から、「100年市場」と呼ばれるバンコク近郊にある3つの歴史的市場を集結させた催し「Travel in Floating Market」が開催されている。

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 観光客誘致と保存の啓発を目的とした同イベント。チャチュンサオ県の「スアン運河」、屋根をわらで葺(ふ)いた小屋が特徴の「バンプリー」(サムットプラカン県)、スパンブリーの「サムチャック」それぞれ「100年市場」を会場に再現して魅力を伝える。約150年の歴史があるというそれぞれの市場は、歴史物のタイ映画ではロケ地に使われる有名な場所で、タイムスリップしたかのような情景が楽しめるという。

 サムチャック市場の初代オーナーの家屋として1916年に建てられ、現在は博物館として使われている木造3階建てからは、このイベントのために一部の展示物を同会場に移して、市場の文化や歴史について公開する。

 会場は、昔は運河を小舟で移動しながら売り歩いたという麺売りの船、果物や菓子、ビンテージ風のおもちゃを売る屋台が並び、多くの来場者でにぎわいをみせる。

 SEACON SQUAREのマーケティング・企画部のスティサ(Sutisa Pumpadol)部長は「それぞれの市場は、今でも地域の人の生活に重要な役割を果たしている。このイベントが運河沿いに残る古いライフスタイルの保存に役立てられればうれしい」と話す。

 開催時間は10時30分~21時(土曜・日曜は21時30分まで)。入場無料。今月20日まで。

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