タイで現在、「Dude Doll」と呼ばれるクレイアートで作る自分そっくりのキャラクター人形が個人ブログ、ツイッター、フェイスブックなどのソーシャルメディアで取り上げられ、若者の間で話題を呼んでいる。

　美術大学在学時にはクレイデザイン、造形を専攻していたという「Dude Doll」の名付け親で、制作者のピンクさん。クリエーティブ系の会社でデザイナーとして勤める傍ら、副業として「Dude Doll」の制作・販売を手掛けている。

　制作コンセプトは「Your Love Ones」。自分や好きな人の顔そっくりのミニチュアのキャラクター人形を「大切にしてほしい」との願いが込め作る。頭部には日本から取り寄せた粘土を使って顔の特徴を表現するが、胴体部分は極端に簡素化する。

　大きさは高さ約15センチ。誕生日や結婚式、卒業式の贈答品として注文が殺到しているという。1体の制作時間は約3時間。1日に作業できるのは会社から帰宅後の約4時間に限られるため、1カ月で30～40体が限界だという。

　価格は500バーツ。注文は顔写真の添付ファイルとメールで受け付けているが、現在注文をしても納期は8月以降になる。