セントラルプラザ・ラマ3世通り店で5月11日、自転車で世界一周を目指す企画「タイ自転車世界一周チャリティープロジェクト」の挑戦者の出発式が開催される。
挑戦するのはウドンタニー県出身のアタニット・パンヤーピチャイユット(37)さん。16歳からサムイ島のレストランで働いてきた料理人だったが約半年前、「好きな自転車で世界を回りながら見聞を広げたい」と退職。
その後、「企業宛てに資金援助を求める手紙を書いたり、新聞広告を掲載するなどをしてスポンサー探しを続けてきた」という。同プロジジェクトには多数の企業が装備品の提供を申し出たほか、ウドンタニー県庁も資金の一部負担を決定。フェイスブックでは募金を募るなど話題を集めていた。
出発後はマレー半島を南下して、シンガポール、インドネシア、ブルネイと東に向かう。必要な場所では飛行機や船を利用しながらオーストラリア大陸、ニュージーランド、南米、中米、北米とテントと自炊を中心に節約の旅を続ける。その後ヨーロッパやアフリカ、中東、東アジアなど一日の移動距離160キロを目標に、165カ国を6年間で走破することを予定する。
アタニットさんは「テレビのドキュメンタリー番組などを見て、世界中を旅したくなり決意した。これまでほとんど勉強などしてこなかったが、海外は自分にとっては教室と同じ。さまざまな経験をしながら知識を深めたい」と話す。
出発式は10時~。スタートのテープカットは11時。