パトゥムターニー県のヴィパワディーランシット通り沿いに5月11日、著名な酪農家チョクチャイ・ブンクンさん（74）のさまざまなコレクションを展示する「チョクチャイ・ミュージアム」（02-532-2846）がオープンした。

　国内随一の規模の「チョクチャイ農場」（ナコンラチャシマー県）を作り上げたチョクチャイさん。搾乳のほか、乗馬などが体験できるファームツアー、ビーフ、ポーク、チキンの各ステーキやフレッシュミルクを使用したアイスクリームなども楽しめるレストラン、キャンプ施設、土産物店の運営でも成功を収めている。

　同館は1,600平方メートルの敷地に立つタイ伝統様式の5階建て。チョクチャイさんの酪農の歩みを写真などの展示物で紹介するほか、60年以上をかけて集めた高級なクラシックカー、動物のはく製、ベンジャロンなどの美術工芸品をフロアに分けて公開する。

　ホワイトタイガーやホワイトライオン、突然変異で生まれた白い猿や白いワニなど白い希少動物を集めた「Albino Zoo」や土産物店も併設。

　息子のチョックさんは「ここにある全ては父の意向で公開することになった。この博物館が皆さんの財産として、新しい世代に引き継がれていくことが父の願い」と話す。

　公開時間は9時～18時（入場は16時まで）。月曜休館。入場料は、大人＝500バーツ、小人（12歳以下）＝300バーツ、幼児（5歳以下）無料。