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「遺伝子組み換えを拒否する欧州消費者とタイの米展」開催-3Dアートも

環境に優しい素材で描いたというKurt Wennerさんの作品

環境に優しい素材で描いたというKurt Wennerさんの作品

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 ミュージアム・サイアム(Sanam Chai Road)で6月2日、「3Dアートと遺伝子組み換え(GMO)作物を拒否する欧州100万人の消費者とタイの米展」が開幕した。同館と国際環境保護NGO「グリーンピース」の共催。

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 今月5日に迎えるタイの「お米の農民の日」に合わせて開幕した同展。初日から4日間はトリックアート作家として知られるKurt Wennerさんの3D作品を展示する。3.75メートル離れて約1メートルの高さから望むと立体画像が浮かび上がる同作品は、直径22メートル、380平方メートルの大きさでKurt Wennerさんが1人で手掛けたもの。

 作品の周囲には「GMO拒否キャンペーン」参加者103万308人の名前が記されており、同展のコンセプト「GMOフリーこそタイ米の保護になる」を訴えているという。

 「米と関わってきたタイのライフスタイルと過去」をテーマにしたタイの米の展示会場では、多彩な種類のタイ米が学べるコーナーを設けるほか、長い間継承されてきたタイ米の伝統がわかるパネルを展示する。

 5日には専門家を招き、「持続可能な農業」をテーマに稲作農家との共同ディスカッションの開催も予定する。

 同館催事担当のパッタナポーンさんは「3Dアートの作品では有機栽培を表現すると同時に遺伝子組み換え作物の危険性を指摘している。会場では有機栽培を推進する農家らによる米の直売も行う」と話す。

 公開時間は10時~18時。月曜休館。入場無料。9月25日まで。

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