バンコクで「ロボコン」開催-過去最多17カ国の学生が参加

タイ代表として出場するトゥラキットバンディット大学チーム「The Limited」

タイ代表として出場するトゥラキットバンディット大学チーム「The Limited」

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 バンコクのインパクト・アリーナ(Muang Thong Thani)で8月28日、アジア・太平洋地域の大学生が製作したロボットによる競技会「ABUロボコン(ABU Asia-Pacific Robot Contest)2011 in Bangkok」が開催される。アジア太平洋放送連合(ABU)とMCOTの共催。

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 2002年の東京大会で始まって以来10回を数える同大会。タイで100年の歴史を持つ川に感謝する伝統行事「ロイ・クラトング祭り」をモチーフにした競技課題、「Loy Krathong, Lighting Happiness with Friendship(ロイ・クラトングの火をともせ!)」をテーマに競い合う。

 開催国のタイからは国内チャンピオンチームのトゥラキットバンディット大学の「The Limited」と、同2位ガムペーンペット技術学院の「Sum-Ko」の2チームが出場するほか、ブルネイ、中国、エジプト、フィジー、香港、インド、インドネシア、日本、ラオス、マレーシア、モンゴル、ネパール、スリランカ、トルコ、ロシア、ベトナムと過去最多となる17カ国が参加。日本からは2011年NHK大学ロボコン優勝チームの東京大学「RoboTech」が優勝を目指す。

 競技時間は3分。赤チームと青チームの対戦方式で、各チームは川に浮かべる灯籠(とうろう)「クラトン」を完成させ、競技フィールド中央に横たわる川面に浮かべる。クラトンの中央部にある「ろうそく」に先に「火をともした」チームが「ロイ・クラトン」達成となり勝利するレギュレーション。

 トゥラキットバンディット大学チーム顧問のナロンデート教授は「中国やベトナム、日本などの主要競合国に負けないように、国内のほかの大学の協力も得ながらロボットの開発を進め、出場の準備は万全」と話す。「現在、競技練習を繰り返しており最短50秒で『ロイ・クラトン』を達成できるようになった。上位4チームに残るのは確実」と自信を見せる。

 当日の模様は14時15分から、タイのテレビ局「モダン9(旧チャンネル9)」で生中継する。

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