タイでエイズ予防キャンペーン-男性同性愛者の情報サイト公開

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 タイ赤十字エイズ研究センター(ラチャダムリ通りチュラロンコン大学病院隣)は9月6日、エイズ予防キャンペーンの一環として男性同性間のセクシュアルヘルスに関するタイ・英2カ国語による情報サイト「タイ公式MSM(Men who have sex with men)ウェブサイト・アダムスラブ(http://adamslove.org)」をアセアン域内で初めて開設した。

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 同サイトによると、タイでは毎年新たに2万人以上がHIVウイルスに感染しており、そのうちの8割がMSMであるという。同サイトでは、タイや海外のMSMに向けて専門家によるHIVに関する情報や予防のための知識を発信すると同時に、感染リスクから自己を守る保護意識向上を目指す。

 コンテンツにはMSMのための愛やセックスに関する最新記事や同センターの医師によるエイズの知識向上のための映像、エイズとともに生きる人のための情報、MSM間の交流が可能なチャットスペース、専門家が対応するオンライン相談コーナーなどを設ける。

 感染のチェックを希望する閲覧者のために、匿名で検査できる同センターのコンサルティングサービスも案内。

 アダムスラブ・プロジェクト・マネジャーのシャッティヤーさんは「8月からソフトオープンをしていたが、正式に公開してからは毎日1000人以上がアクセス。登録者の年齢は14歳~40代」と話す。「年内にはインドネシアにも同サイトを展開する予定」とも。

 同センターでの匿名検査受け付けは7時30分~18時。日曜・祝日定休。検査料は、タイ人=無料、外国人=200バーツ。

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