ラップラオの大型ショッピングモール「クリスタル・デザイン・センター（CDC）」（Praditmanutham Road）で10月12日、日本の伝統文化を紹介するイベント「日本の祭り（Japanese Festival 2011）と日本人形展（The Dolls of Japan）」が開幕する。同センターと国際交流基金バンコク日本文化センターの共催。

　CDCはこれまで、イタリア・アメリカなどのフェスティバルを開催してきたが、日本をテーマに開催するのは今回が初めて。震災の影響でタイ人の訪日者数や留学者数も減少傾向にある中、タイの若者やクリエーターが集まるCDCで広く日本の文化を発信し、日本への興味を深めてもらうことを目指す。

　会場では琴の演奏、日本政府観光局（JNTO）による日本の芸術や食べ物、観光地など日本の魅力を紹介する映像や在タイ日本大使館による日本を紹介する映像コンテンツ「Japan Sense of Wonder」、3Dアニメなどを上映。国際交流基金では「風呂敷の包み方」「浴衣の着方」「折り紙」「茶道」など各種ワークショップも開催する。

　「日本人形展」では日本古来の風習に育まれたひな人形、文楽・歌舞伎人形、五月人形、博多人形のほか現代工芸作家による創作こけしなど、日本の代表的な人形70点を紹介。同展で公開する人形は国際交流基金の所蔵コレクションの一つで、世界各地を巡回している展示セット。「日本でもなかなか一挙には見られない貴重なコレクション」だという。

　このほか、日本のスイーツ、ラーメンなどの食品からオニツカタイガーのシューズ、台所用品の販売から、カワサキのバイクなど試乗会や仮面ライダーショーなども実施。幅広く日本文化を紹介する。

　開催時間は、月曜～木曜＝10時～20時、金曜～日曜＝10時～21時。今月29日まで。