多くの店舗が週末だけ営業する「チャトチャック・ウイークエンド・マーケット」が10月28日~30日、一両日中に同地区が洪水の被害を受ける可能性があるとして一時的に閉鎖される。
約8000軒の小規模店がひしめく同市場。普段であれば1日20万人以上のバンコク市民や観光客が足を運ぶ人気の市場だが、現在は静けさに包まれている。同市場の管理事務所によると、テナント関係者以外は立ち入り禁止。在庫の移動のために訪れる関係者も9時~17時までと出入りできる時間が制限されているという。
同管理事務所のアルン所長は「浸水に備えて昨日までに約1000人体制で土のうを積み、流入する水を吸い出すためのポンプをゲート付近に3台設置した。最悪の場合水位が1メートル50センチになる恐れがあり、漏電の危険性も考えて臨時休業を決めた」と話す。