バンコクのミュージアムで発酵食品展「腐った物を食べるフェス」

「キンコーンナオ・フェスティバル」

「キンコーンナオ・フェスティバル」

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 ミュージアム・サイアム(Sanam Chai Road)で現在、タイに古くからある食文化「発酵食品」について知識と理解を深めるためのエキシビション「キンコーンナオ(腐った物を食べるの意味)フェスティバル」が開催されている。

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 レストランの店内や市場の雰囲気を再現した館内には、タイ各地に伝わる野菜や果物、肉や魚など発酵食品を展示。製法やその料理法など、ある時は保存食として、ある時は独特な臭いや風味を出す食材としてタイ人の間に広がった食文化を紹介。

 タイの代表的な調味料「ナームプラー(魚しょう)」や魚の塩漬け「パラー」、小エビを塩漬けにして発酵させた「エビみそ」とも呼ばれるペースト状の「ガピ」をはじめ、タイ北部の大豆の発酵食品で日本の納豆にも似た「トゥア・ナオ」なども展示するほか、「オートップ(OTOP=一村一品運動)」の商品として販売も行う。

 同館催事担当のプッティパーさんは「『腐った物を食べる』というイベント名にしたのは多くの人に関心を持ってもらうため。実際は腐った物と発酵食品は違う。発酵食品について説明するスタッフはウエーターやウエートレスに扮(ふん)しており好評」と話す。

 公開時間は10時~18時。月曜休館。入場無料。11月4日まで。

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