タイ全国のセブン-イレブンが現在、購入50バーツごとに特製スタンプ1枚を進呈し、集めた枚数に応じてさまざまな商品と交換するキャンペーン「スタンプ・ラック・ムアンタイ(スタンプ・ラブ・タイランドの意味)」を展開している。
同チェーンではこれまでも、ドラえもんやディズニーなどの人気キャラクターを使った同様の企画で話題を集めて来た。今回は昨年の大洪水で落ち込んだ観光産業を回復させるためにタイ政府観光庁(TAT)と共催。タイ77県の特産品のイラストが描かれたスタンプを作成し、各地の魅力をアピールすることで観光促進につなげるのが狙いだという。
スタンプは期間中、全国のセブン-イレブンで1バーツとしても利用できるほか、タイの電話会社Trueの携帯電話用SIMカード1枚と交換もできる。そのほか専用の台紙に張り45枚を集めると通話料として使えるTrueマネー50バーツ分と、100枚でピクニックボックスセット、200枚で携帯型プラスチックテーブル、300枚でバックパック、400枚でトラベル・チェアーと交換する。
店内にはスタンプを貼り込めるボードも掲示。スタンプ1枚を貼ると1バーツ分、国内の医療施設拡充を進めている慈善団体に寄付することができる。
★改訂で「貼る」が使えるようになりました。
セブン-イレブンを運営するCPオールのコーポレート・コミュニケーション担当ウォララックさんは「恒例化したこの企画は13年目だが、災害復興支援などを目的に展開するのは今回が初めて」と話す。「デザインも台紙などのツールもスタンプを集めたくなるように工夫した。売り上げもキャンペーン前より約20%も押し上げている」とも。
キャンペーンは11月25日まで。商品との交換は12月15日まで各店で受け付ける。