サイアム・パラゴン5階に12月、さまざまな職業体験ができる4歳～14歳を対象にしたエデュテインメント施設「キッザニア（KidZania Bangkok）」が開業する。

　現在、東京、ソウル、ドバイ、メキシコ、リスボン、ジャカルタなど8カ国11都市に展開する同施設。バンコクではキッズ・エンターテインメント（タイランド）が運営する。総工費は7億6000万バーツ、施設面積約1万平方メートルで、完成すると「キッザニア」としてはアジア地域最大級となる。

　施設内には道路や街灯、建物のあるスモールタウンを形成。銀行では行員として口座開設やATMカードの発行などをロールプレーを通じて学び、車の修理工場ではメンテナンスの基礎をリアルな車を使って実践できる。21メートルのボーイング737型機内ではパイロットやキャビンアテンダントの体験も。

　このほかにも医師や警察官、消防士など約80の職業体験を通じて、コンプライアンスや協調性、社会性を学ぶことができ、それぞれの職業に必要な制服や道具も用意しており、現実に近い職場環境を再現する。

　タウン内では、仕事体験を通じてキッザニア専用通貨「KidZos（キッゾー）」を報酬として受け取ることができ、サイアム・パラゴン内で買い物もできる。

　広報担当カンティチャーさんは「子どもたちが楽しくさまざまな職業を体験することで将来の夢を目標として具体化することができる。入場料は400～500バーツになる見込み」と話す。

　営業時間は10時～22時。