10月31日にペプシコとのボトリング、販売代理などの契約を解除した飲料大手「スームスック」が11月2日、独自ブランドのコーラ「est COLA(エス・コーラ、タイ語では最後の子音を発音しない)」の販売を全国のコンビニ、大手スーパーなどで始めた。
タイ国内で、その味について賛否さまざまな話題を巻き起こしている同商品。商品名は覚えやすいようにソフト・ドリンクの頭文字「S」の発音を使い、「Best」「Coolest」などの最上級の意味を込めて「est」と表記する。味はタイ人が好む香り、テイストに独自開発。メーンターゲットは10代の若者としている。
サイズはペットボトルが1リットル入り(20バーツ)、480ミリリットル入り(15バーツ、セブン-イレブン限定)、455ミリリットル入り(12バーツ)の3種類、ボトルが12オンス(約335ミリリットル=8バーツ)、クールハンドサイズと呼ばれる250ミリリットル入り(10バーツ)の2種類と缶(325ミリリットル入り=14 バーツ)の計5種類。ファストフード店ではポストミックスのディスペンサー・マシンで提供する。
一方、新しい生産拠点を探していたペプシは現在、インターナショナル・リフレッシュメント(タイランド)と契約を締結し、生産を開始している。
スームスック広報担当のウィッタワットさんは「当社にとっては歴史的な変革。すでに国内の20万以上の販売店を通じて流通している。調査では77%の消費者が『est COLA』の味が好きだという結果が出ている」と話す。