サナームルアン（王宮前広場）で4月19日～22日、「The 232nd Year of Rattanakosin City under Royal Benevolence（王室の慈悲の下ラタナコーシン朝232年）」と題して文化省主催のタイ文化イベントが開催される。

　同イベントは1782（タイ仏歴2325）年4月21日、プッタヨートファーチュラーローク国王（ラマ1世）によってバンコクを首都とする現王朝（ラタナコーシン朝）を興したことを記念して開催されるもの。

　タイの歴史に焦点を当て、歴代国王の衣装や肖像画、国王旗、クラシックカーなどのパレードを行う。会場ではコンと呼ばれるマスクを着用して演じる古典舞踊劇、タイ民謡など伝統芸能も披露する。

　このほか一般からも限定400人まで参加可能な凧（たこ）揚げ大会も開催。各王朝の伝統凧や競技凧のデモンストレートショー、美人コンテスト「ミス・ラタナコーシン」なども予定。

　カイトショーに協力する凧製造業のパリンヤーさんは「9世である現国王への愛と232年を記念してハート形の9232連凧や999連のヘビ凧などを用意した。サナームルアンで皆さんに珍しく美しい景色をお見せしたい」と話す。

　開催時間は9時～22時。観覧無料。