サイアムパラゴン5階（BTSサイアム駅前）のパラゴン・シネプレックスで現在、タイで撮影された外国映画を無料で上映する「Thailand International Film Destination Festival 2014（タイ国際映画デスティネーションフェスティバル）」が開催されている。

　タイ政府では、海外の映画撮影隊の受け入れが外貨収入やタイ人スタッフの雇用につながるとして、映画製作会社にさまざまな支援サービスを提供。積極的にロケ撮影の誘致を行っている。同映画祭を主催するスポーツ観光省観光局によると、誘致による2013年の売上高は前年から22％アップしており、2014年は2,500万バーツに達すると予想しているという。

　開催2回目の今回は「テーク2 アクション！」をコンセプトに、「007 黄金銃を持つ男」（イギリス、1974年）、「007 トゥモロー・ネバー・ダイ」（同、1997年）、「キリング・フィールド」（同、1984年）、「グッドモーニング, ベトナム」（アメリカ、1987年）、「ストリートファイター ザ・レジェンド・オブ・チュンリー」（同、2009年）、「Ninja : Shadow of a Tear」（同、2013年）、「オンリー・ゴッド」（フランス、2013年）、「Bhaag Milkha Bhaag」（インド、2013年）など17作品を上映する。

　このほか、16カ国から56チームが参加するタイで撮影された短編映画のコンテスト「アメージングタイランド・フィルムチャレンジ」や、映画関係者にタイ国内の優れたロケ地を紹介するセミナー「ホット・セット」なども実施する。

　上映は1日3本で、開始時間は14時、17時、19時30分。入場無料。4月28日まで。上映スケジュールは公式サイトで確認できる。