タイ政府は3月20日、タイ滞在中の外国人旅行者や駐在者のための相談コールセンター「1111」を新設した。
同センターの設置はタイ滞在中の外国人が助けを必要とした際に迅速な援助を可能にする、タイ政府の安全対策と安全標準に備えるもの。すでにある24時間対応のツーリストポリス・ コールセンター「1155」とは別に開設したもので、緊急時には「1155」、「1111」は緊急でない場合の対応窓口となる。
職員は政府機関全20省から配置し、年中24時間利用可能。寄せられた相談は関連する政府機関、国営企業、NGO(非政府組織)が対応する。ダイヤルすると通訳が相談の内容に応じて管轄の政府機関を紹介するという。アセアン諸国の各タイ王国大使館にも設置を拡大する予定。
タイ国政府観光庁マーケティングコミュニケーション担当のSugree Sithivanich副総裁は「政府によるコールセンターの設置は観光客がタイ滞在中、安心して過ごせる対策の一つであり、国を挙げて観光客を歓迎している」と話す。