トヨタ・モビリティ基金、バンコクで交通・渋滞管理プロジェクト

サトーン通りの渋滞

サトーン通りの渋滞

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 一般財団法人トヨタ・モビリティ基金は4月22日、トヨタ・モーター・タイランド、チュラロンコン大学と協働して、包括的な交通・渋滞管理プロジェクトに着手すると発表した。

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 同財団は豊かなモビリティ社会の実現とモビリティ格差の解消に貢献することを目的に2014年8月に設立。トヨタの技術・安全・環境に関する専門知識を活用しながら、渋滞など交通課題への対処や多様な交通システムの調和を目指している。

 今回のプロジェクトは同財団初の助成案件として選定したパイロットプログラムで、総額約1.1億バーツ(約44億円)。バンコク市内でも特に渋滞問題が深刻なサトーン地区で今月から2016年12月までを対象に実施し、最終的には交通マネジメントに向けたロードマップの作成を行う。

主に交通需要コントロールに向けた持続可能なシャトルバスとパーク&ライドプログラムの運行スキームの開発、人々の行動様式に変化を促すため、交通手段多様化によるメリットを見える化する情報システムの開発、交通シミュレーションによる交通流ボトルネックの特定と対策の評価、地元警察との協働による信号サイクルの最適化に取り組むとしている。

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