日本をテーマにした複合施設「にほんむら」-来夏バンコクに誕生

「にほんむら(仮称)」の完成予想図。

「にほんむら(仮称)」の完成予想図。

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 インベストタイランド(Sukhumvit 63 Road、TEL 02-714-9472)は1月5日より、来年8月にスクムビットソイ26にオープン予定の日本をテーマにしたショップ&レストラン施設「にほんむら(仮称)」のテナント募集を開始する。

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 同施設は、現在トンローで盛業中のレストラン街「味の郷・日本村」(Thonglor Soi 13)の企画開発、運営、管理を続けてきた同社が、不動産開発会社プレジデントハウスから業務委託を受けて進める計画。着工は来年1月、店舗引き渡しは6月を予定。すでに複数の企業が出店に名乗りを上げていることから100%の契約を見込む。

 北東角に位置する敷地の面積は約1,500坪で、合計106台分の駐車スペースを用意する。建物はSRC造2階建てで延床面積4,138平方メートル。賃貸スペースは1ユニット76平方メートルが14ユニット、84平方メートル(14ユニット)、162.6平方メートル(1ユニット)、181平方メートル(2ユニット)、257.55平方メートル(1ユニット)の全32ユニット。1平方メートルあたりの月額賃料は1階=800バーツ(約2,000円)、2階=700バーツとなる。

 バンコクでのレストラン出店は初期投資額や運営コストが日本国内より小さくて済み、800万人とも1,000万人ともいわれる人口を抱える大都市であることから、高い投資効率を期待して進出する日本の外食店が近年増えている。トンローにある「日本村」の成功をケーススタディーに、集合体ならではの相乗効果を狙う日系企業が新しい「にほんむら」に注目しているという。

 同社コンサルタントの桜井勝美さんは「集合体は集客力が最大のメリットだが、百貨店での進出は賃貸料が高額な上に、売り上げに応じて発生する手数料の負担が経営に重くのしかかる場合がある。契約も長期過ぎるため投資リスクは小さくない。一方市街地に個別に店舗を借りた場合、契約期間が短いため十分な設備投資をして良いか不安が残る。我々の計画はそれらの問題点を解決している」と自信を見せる。  

 ロケーションについては、「日本人学校にアクセスが良いため、日本人の家族世帯はスクムビット北側に多い。そのためこれまでは北側への出店が日本人の集客に有利との考えが主流だった。しかしこれだけ日本料理店が増えるとターゲットを地元タイ人にシフトしない限りレストランは存続ができない。繁盛店のほとんどはタイ人を集客のメーンに考えている。スクムビット南側であるソイ26は高級物件が軒を連ねるエリア。タイ人にとってはイメージも良く、出店のメリットは多い」とも。

 問い合わせはIn-Best Thailand(TEL 081-1754-1429)桜井さんまで。

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