バンコク市内の複合商業施設「シーコン・スクエア」(Srinakarin Road)で6月28日、バナナの葉を使う文化を紹介するイベント「バイトーン・クロンムアン・フェスティバル(「バナナの葉が支配する街の祭典」の意)」が開幕する。
毎年恒例の同イベント。今年は会場を環境保護のモデル市場として知られる「リムヨム市場」(スコータイ県コンクライラート郡)の雰囲気に再現する。100年以上の歴史を持つ同市場では、プラスチック容器を一切使わずにバナナの葉や陶器などを使用。現在も自然と密着した昔ながらのタイの生活スタイルを見ることができるという。
会場ではバナナの葉で包み、そのまま焼いたり蒸したりしたタイのスイーツ、巧みに編んで作った器を使ったタイ料理など100種類以上を販売。バナナの葉や木を使った加工品、籐(とう)製品、ポストカードや土産、玩具などを販売するほか、タイの多様なエコツーリズムも紹介する。
シーコン開発の広報担当アパポーンさんは「都市の生活しか知らないタイ人や、外国の方に歴史のある市場の雰囲気を体験してもらいたい。環境にやさしいバナナの葉を使う文化を次世代へとつなぐ大切さを感じてもらえたら」と話す。
開催期間は、第1期=6月28日~7月7日、第2期=7月18日~23日。開催時間は11時~22時。入場無料。