レストランやホテル、百貨店で「月餅商戦」がスタートしたバンコクでは、スターバックスでも一風変わった月餅が発売され話題となっている。
中国の三大節句のひとつ中秋節は、タイでは「ワンサーチーン」(中国の節句という意味)と呼ばれ、中国系の人たちは家族が実家に戻り、全員で「団圓飯」のご馳走を食べる。そこで欠かせないものが月餅。大きな月餅(カノムプラチャン=月の神様のお菓子の意)を家族で切り分けて食べるのが古くからの習わし。
タイのスターバックスでは、スタバ限定の月餅「スターバックスコーヒー味」や「スターバックスグリーンティー味」など一風変わった月餅を販売し、ギフトとして人気を集めている。製造は、バンコクで中華レストランの老舗「香格里拉大酒樓(シャングリラレストラン)」(Silom Road, Bangkok)で、予約が必要な月餅の有名店。
商品は、スターバックスコーヒー味(105バーツ)、スターバックスグリーンティー味(100バーツ)、ドリアン味(98バーツ)。変わり餡だけでなく昔ながらのプレーンな月餅(98バーツ)も用意する。
ピーク時には1日で4千個も売る店も出るなど、バンコク各地で繰り広げられる「月餅商戦」は9月14日まで。