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電子部品商社の納豆好き社長、タイで「社長さんの納豆」製造開始

小松社長こだわりの「社長さんの納豆」

小松社長こだわりの「社長さんの納豆」

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 アジア8カ国で電子部品の販売会社を展開するGSKエレクトロニクス・グループ傘下の食品会社「小松フーズ」(ラップラオ・ソイ26、TEL 086-0000-505)が現在、原料にタイ産大豆を使用した納豆「社長さんの納豆」の生産に乗り出し、バンコク市内の日系レストランを中心に販売している。

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 同グループ社長で納豆好きを自認する小松進社長が、納豆作りを始めたのが2013年7月。それまでは近所の日系スーパーで納豆を購入していたが、その店舗が移転したために近所での入手が困難になり、「意を決して自ら納豆作りを始めた」(小松さん)という。

 当初は「失敗ばかりで納得のいく仕上がりではなかった」ものの、試行錯誤を繰り返した結果、現在は味が良く糸引きも良い満足な仕上がりに。GSKの創業20年を節目に「何か社会に貢献したい」という思いから事業化。専用の工場を設け、冷凍されていない納豆を日本並みの価格で提供する体制を整える。

 特徴は社長こだわりの製法のほか、実用新案登録済みの納豆専用トレーを採用していること。ふたは接着剤が不要で、フィルムも使用しない環境に優しいパッケージにした。原料は今後も地産地消を維持していくとしており、チェンマイの契約農場での大豆栽培も計画中。6月にはバンコク市内の主要日系スーパーでの販売開始も予定する。

 「社長といえども日本の3倍もする輸入納豆は購入をためらう。おいしい納豆を手頃な価格で提供することで皆に喜んでいただきたい。利益は考えない」と小松社長。「日本人だけでなくタイの方にも納豆のおいしさを知ってほしいし、本業で進出している拠点を足掛かりに将来は各地で生産し、納豆文化をアジア各地に広めたい」と熱く語る。

 50グラム入り3パックで、価格は40~45バーツ。

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