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バンコクにスタジオジブリ公認のテーマレストラン 出店のきっかけは鈴木敏夫さん

トトロが出迎えるメイのレストランのエントランス

トトロが出迎えるメイのレストランのエントランス

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 ソイ・スクムビット29にスタジオジブリ公認のテーマレストラン「メイのレストラン(May's Garden House Restaurant)」(18 Sukhumvit 29 Alley、TEL 02-034-9127)がオープンして2カ月がたった。

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 手入れが行き届いた庭園の中に立つ同店。ジブリの映画プロデューサー鈴木敏夫さんが偶然たどり着いたコラート(ナコーンラーチャシーマー県)、パクトンチャイ村との出合いが出店のきっかけとなったという。パクトンチャイの風景を目にした鈴木さんは、自分の子どもの頃の日本の田園やトトロの世界を思い出し、その後は年に数回の頻度で足を運んでいる。

 さらに、生粋の名古屋人である鈴木さんを驚かせたのは、小さな店で売っていた手羽先。その味が忘れられずまた足を運んだところ、女性店主カンヤダさんから「田舎の小さな村でお客さんが集まらないので、間もなく閉店する」と告げられる。

 カンヤダさんのニックネームが、トトロにもにも登場する女の子と同じ名前「メイ」だったこともあり、鈴木さんは「都会の人たちに、この店の素朴な味を、そしてその味を作り出しているメイたちの家族愛を、パクトンチャイの田園風景を思い描きながら味わってもらいたい」という思いから、同店が生まれることになったという。

 店内のあちこちに「となりのトトロ」の作品中に登場するキャラクターのぬいぐるみやフィギュアが飾られているほか、歴代ジブリ作品の絵、関連の書籍、DVDソフトなどが展示されている。宮崎アニメファンだけでなく、誰でも楽しめる雰囲気をつくり出している。

 メニューもコーヒータルトとアイスティーのセット「猫バス」(300バーツ)、マンゴーチーズケーキ「雨の中のトトロ(TOTORO IN THE RAIN)」(320バーツ)など、ネーミングも盛り付けもトトロをモチーフにしたものを用意。トムヤム味のチャーハン「カーオパットトムヤム・シーフード」270バーツ)、同店の出店のきっかけとなった「手羽先の唐揚げ」(180バーツ)などもある。

 営業時間は12時~19時。月曜定休。

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