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日タイ共作舞台作品「プラータナー:憑依のポートレート」バンコク公演

宣伝美術:宮村ヤスヲ 提供:ウティット・ヘーマムーン

宣伝美術:宮村ヤスヲ 提供:ウティット・ヘーマムーン

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 チュラロンコーン大学文学部演劇学科「ソッサイパントゥムコーモン劇場」で8月22日~26日、タイのウティット・ヘーマムーンさんと日本の演劇作家、小説家・岡田利規さんによる舞台作品「プラータナー:憑依のポートレート」の世界初演となるバンコク公演が開催される。

 東南アジア文学賞とセブン・ブック・アワード受賞作家ヘーマムーンさんの最新長編小説に強く共鳴した岡田さんが、同作を原作に舞台化。演劇カンパニー「チェルフィッチュ」主宰でもある岡田さんは、若者の日常的所作を鋭く捉え現代演劇にアップデートする作風で演劇界の注目を集めており、同公演の後にはパリでも上演が決まっている。

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 主人公である一人の画家が、芸術活動とそれを取り巻く社会の中で、自己を探し求めながら葛藤し、出会いと喪失を経験するというストーリーで、登場人物の内面や性愛感情が鮮やかに描かれながら、彼らが住む社会の歴史、政治変動の流れが投影される。日タイ2人の作家が、現代社会を生きる全ての個人に向けて「根源的な人生の営みとは何か」を問い掛ける。

 岡田さんは「私たちが体にとらわれて生きていること。体の欲望に囚われて生きていること。国家にとらわれて生きていること。国家の欲望にとらわれて生きていること。それらのものにとらわれるしかないまま、わたしたちが生と闘って、疲れて、歳を取っていくこと。そのことを、演劇の上演として、体現させようと考えている」と話す。

 開演時間は、22日~24日=19時30分、25日=13時30分・19時30分、26日=19時30分。チケットは、一般=750バーツ、学生=450バーツ。Eメール(pratthanabkk@gmail.com)まで。