11月14日17時30分からドゥシットマハープラサート宮殿で、今年1月2日にご逝去されたガラヤニ王女殿下の功徳の儀が挙行された。葬儀はこの後15日の火葬の儀と本葬、16日のお骨拾いの儀、17日に供養の儀、18日に僧侶への托鉢、19日の納骨の儀と続く。
ガラヤニ王女妃殿下はプミポン国王陛下の姉として国民から敬愛されてきた。国内さまざまな店ではガラヤニ王女妃殿下を追悼する記念硬貨や写真集などが販売されており、国民の王室に対する親愛と尊敬の念がうかがえる。
タイ国首相府からはタイ国民に対し、14日から16日までの3日間を服喪期間とし、黒服または喪章を着用することが推奨され、歌舞音曲の自粛、一部飲食店などの閉店や、酒類の提供が取りやめられている。観光名所として知られるエメラルド寺院や王宮も同期間は一般公開を中止する。
ホテルなどの従業員や店員なども普段の制服から黒い服に替え、黒い服を着た姿が目立っているバンコク市内。百貨店内のブティックでは、ショーウインドーに飾る服まで黒に替えるなど街全体が厳かなムードに包まれている。