バンコク市内とスワンナプーム国際空港を結ぶ高速鉄道「エアポートリンク」は4月30日から、始発駅「パヤタイ」と空港の間で、実際に乗客を乗せた無料試運転を開始する。
同路線の総延長は28.6キロメートル。「パヤタイ」から空港までの全8駅各駅に停車する「シティーライン」とシティーエアターミナル駅の「マッカサン」から空港までをノンストップ、所要時間15分で結ぶ「エクスプレス・ライン」の2線が開通を予定している。現在、正式な発表はないが、今年8月の本格開業が見込まれている。
試運転を行うのは「エクスプレス・ライン」で、所要時間は22分。「パヤタイ」はBTSスカイトレインも乗り入れている駅で、多くの利用者が予想される。SRT(タイ国鉄)PR部によると、「1回の運行で、定員の400人まで乗車できる」としている。
バンコク在住のウェブデザイナーで鉄道マニアという藤波太さんは「本格開業するとエクスプレス・ラインはパヤタイ駅には停まらないので、この機会は貴重。無料試運転の期間にぜひパヤタイ駅に行って、車輌の写真を撮っておきたい」と話す。
運行時間は7時~10時・16時~19時。20分毎に上下線合計38本運行予定。土曜・日曜・祝日は運休。問い合せはコールセンター(TEL 1690)まで。