新世代の映像作家・早川貴泰さん、バンコクで初の個展

早川さんの作品観賞用の大型モニターとヘッドホン

早川さんの作品観賞用の大型モニターとヘッドホン

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 国際交流基金バンコク・日本文化センター・アートスペース(Sermmit Tower 10階、Soi Asoke)で9月4日より、映像作家・早川貴泰さん初の個展「アジアのアニミズムとアニメーション」が始まった。

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 早川さんは、「2004アジアデジタルアート大賞」「ARS ELECTRONICA 2005」「SIGGRAPH 2008」など、国内外の有名なコンクールでの入賞歴やユナイテッド・シネマのサウンドロゴ映像の制作などで知られており、新世代のアーティストとして注目を集める。

 同展では、早川さんの代表作で2004アジアデジタルアート大賞となった「KASHIKOKIMONO」をはじめ、「阿吽二字」「雲散霧消」「えん」の4作品を展示しており、デジタル技術と手描きアニメーションを組み合わせた不思議な世界感を大型モニター4台で繰り広げる。

 早川さんの作品は、アジア的視点で生み出されたハイビジョン映像が特徴。「アニメーションは、動かないものを動く様に見せる表現、生命のないものに命、魂を吹き込むこと。創作は、命とは何か、を問い続ける作業」という。作品のモチーフとなったアジアのアニミズムについては、「タイの土着宗教のピー信仰は、日本の八百万の神とほぼ等しいのでは」とも(同)。

 営業時間は、平日=9時~19時、土曜=9時~17時。日曜・祭日休館。入場無料。10月22日まで。9月10日、プーケットのSatree Phuket Schoolでアニメーション・ワークショップの開催も予定する。

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