古き良き時代を懐かしむテーマリゾート-タイ人の間で人気に

昔ながらのスタイルで、甘いシロップに漬けたトロピカルフルーツのドリンクを販売する。

昔ながらのスタイルで、甘いシロップに漬けたトロピカルフルーツのドリンクを販売する。

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 バンコクから車で約2時間半の行楽地、プラチュアップキリカン県ホアヒンにあるタイの古き良き時代を再現したテーマリゾート「プルーンワン(PlearnWan=過去を楽しむの意味)」(Soi Hua Hin 38と40の間、TEL 02-250-331)が多くのタイ人観光客を集め、人気を集めている。

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 オープンから約1年の同施設は、昔ながらのタイの木造建築に「エイジング」と呼ばれる技術を使い、レトロなムードを演出。建物内には、アンティークやアンティークのレプリカを調度品として飾り、古い映画のポスターを張る。ホリデーハウスと名付けられた宿泊用の部屋にも1960~70年代のテレビや電話などの備品を置く。

 同施設は、宿泊者以外にも外部からも入場できるビレッジで、食事や買い物もできる。土産品店ではアパレル商品を販売し、駄菓子店には、「今はほとんど見かけなくなった」という菓子が並ぶ。

 金曜・土曜・日曜には、昔はどの町や村の寺にも巡っていたという移動式遊園地が営業し、小さな観覧車やメリーゴーラウンドが子どもたちを楽しませる。スクリーンと映写機が備えたウッドデッキでは、「オープンエアシネマ」として懐かしい映画を上映する。

 同県出身でバンコクの日系企業に勤めるOLのナットさん(29)は「気に入ってしまい、もう何度も遊びに行った。外国の方もタイの昔の姿が見られるのでおすすめ」と話す。「バンコクは今、(騒乱で)ゆっくりできないので、プルーンワンのような平和なタイに戻ってほしい」とも。

 ビレッジの営業時間は、月曜~木曜=10時~22時、金曜=10時~24時、土曜=9時~24時、日曜・祝日=9時~23時。入場無料。宿泊料金は、2人1室の部屋が1泊3,200バーツ。

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