ウイークエンドマーケット近くに住む盆栽販売業・チャルンチャイ・ホンタウォンシリさん（42）が考案した、熱帯魚も鑑賞できる盆栽「Hy-Pod（ハイポッド）」がタイ人の間で話題を集めている。

　「ハイブリッド盆栽」という意味を込めて名付けた同商品。一片の水草と小魚を入れた水槽と適度な太陽光だけで小さな食物連鎖の世界を再現した「バランスドアクアリウム」にインスピレーションを得て3年前から開発。今年4月から販売を開始した。

　小魚を入れた鉢の上部に盆栽を置いたユニークな構造で、盆栽には土を使わずに保水性の高い火山岩を使用した。盆栽には魚の糞など養分の含まれた水を汲み上げるポンプを指で押して与える。魚への給餌はごく少量で良いが、水は定期的に追加の必要がある。

　チャルンチャイさんは「毎日魚も盆栽も手入れをしながら楽しめる環境にやさしいホビー用品だと思う。鉢の部分にはペイントグラスで装飾を施したので、オフィスやリビングルームのインテリア、贈答用としても勧めている」と話す。

　価格は1,590バーツ～。電話やサイトで注文でき、注文から2～3日後に発送する。バンコク市内はバイク便で配達し、地方へは長距離バスを使ったデリバリーサービスを利用して届ける。