日本の女性雑誌「ViVi」タイ版創刊へ-日系で3誌目

日本のViVi編集部や国際事業部の幹部を招いて開かれた創刊発表セレモニーの様子。

日本のViVi編集部や国際事業部の幹部を招いて開かれた創刊発表セレモニーの様子。

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 タイの大手出版社インスパイア・エンターテインメントは9月27日、講談社が発行する女性ファッション月刊誌「ViVi(ヴィヴィ)」のタイ版を10月1日に創刊すると発表した。

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 中国、台湾、香港に続くタイ版。「East Meets West」をコンセプトに、西洋のファッションだけにとどまらない編集方針を打ち出す。対象年齢層はアバンギャルドとセクシースタイルを目指す20~35歳で、当初6カ月間でライセンス料を含めて3,000万~4,000万バーツを投じ、販促活動を行う。当初は12万部を発行する。

 誌面構成はファッション=60%、美容=30%、ライフスタイル=10%とし、現地の需要に合わせて編集。専属モデルの「ViViモデルズ」には、日本人セレブや西洋人セレブのモデルを起用。近い将来は、日本でも知られるタイ人モデルの起用も予定する。

 タイの日系雑誌はこのほか、主婦の友社の女性ファッション誌「Ray」とギャル系ファッション誌「S Cawaii!」が進出し、いずれもインスパイアが現地編集版を発行。いずれも約15万部を発行する人気誌になっている。女性向けの雑誌としてはイタリアの「Grazia」やイギリスの「Women & Home」も人気を集める。

 同社のコンキアット取締役は「わたしたちが先行して発行する日本の雑誌が2誌とも好調だったため、今回ViViタイ版の創刊を決意した。タイに進出するほかの外国雑誌と競争しながら市場を活性化させたい」と話す。

 発行日は毎月1日で、価格は90バーツ。

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