トンローの創作居酒屋「美味しんぼ」(TEL 02-714-7563)は2月22日、約1カ月に及ぶ改装工事を終えて「美味しんぼ2」としてリニューアルオープンした。
石川県出身のオーナーシェフ磯村俊彦さん(60)は15年前、料理に研究熱心な姿勢が自身の心情と重なるとの思いから、雁屋哲さん原作の漫画「美味しんぼ」と同じ店名の店を出店することを決意。
一度移転したものの、これまでトンローで営業を続けてきた同店。同エリアの発展とともに周囲にはしゃれたインテリアの飲食店が目立つように。「もっと多くのタイ人客を呼ぶなら、タイ人が入りたくなるような店作りが必要」と、タイ人の妻からの強い勧めもあり今回の改装工事に踏み切ったという。
小上がりの掘りごたつ席と座敷が中心だった店内は、洋食レストランのようなシックなデザインに仕変更。1階にはコの字型カウンターに8席、4人掛けのテーブル3卓、2人掛けのテーブル3卓を設ける。2階には通常より低目のテーブルを配した個室3部屋を設け、20人ほどの宴会にも対応する。
メニューは「サバ生ハム」(140バーツ)、「納豆ラーメン」(160バーツ)、「黒豚骨ラーメン」(150バーツ~)、子どもにも人気の「半熟卵入りカレーパン」(100バーツ)など、これまでの独自メニューをベースに、「各地で流行しているメニューも取り入れたい」とし、オーストラリアで人気の「野菜巻き」(価格未定)などの実験的なメニューも増やしていく予定だという。
磯村さんは「店名を『美味しんぼ2』としたのは、新しい出発で変わったところをアピールしたかったから。メニューは専門店の味に負けないつもり。従来の作り方にとらわれない新しい料理作りに挑戦していきたい」と意気込む。
営業時間は17時30分~24時。