複合商業施設「シーコン・スクエア」1階で2月24日、ランナー王朝の伝統文化をテーマにした物産展「エウ・タラート・カッド・ムア(タイの方言でカッドムア市場に遊びに行こうの意味」)が開幕した。
「カッドムア」は200年以上前、チェンマイに都を置いた旧王国のランナー王朝時代に設けられ、今も続いている市場の名前。同展では伝統的なランナー様式の衣装を着たスタッフが、再現した市場の中で音楽や踊りなどさまざまなランナーの伝統文化を紹介する。
会場には金や銀の装飾品や花で飾り付けた高さ10メートルの竹製の仏塔を設置。周辺には北タイスタイルの牛肉のソーセージ「サイウア」、豚の皮の揚げ物「ケプムー」、チリソースの「ナムプリック」、揚げ麺をカレースープで食べる「カオソイ」、スパイシーな豚の腸詰め「ケーンオム」などの郷土料理を販売する屋台が並ぶ。
同店の広報担当のアパポーンさんは「ランナーや雰囲気が体感できる楽しいイベント。昔の庶民の暮らしや文化を学ぶことができる貴重な機会」と話す。
開催時間は10時30分~21時。入場無料。3月4日まで。