IT関連商品に特化したショッピングモール「パンティップ・プラザ」(Pratunam)1階で6月3日、ロボットによるサッカー大会「タイランド・ヒューマノイド・サッカー・コンペティション2012」が開催された。シーゲイト?テクノロジー(タイ)、NECTEC、フィールドロボティクス研究所(FIBO)による共催。
同大会に参加したのは全11チーム。幅4メートル、長さ6メートルの人工芝のグラウンドには、高さ30~60センチのロボットが1チーム3台出場。ルールは前半・後半の各10分内にテニスボールで相手ゴールを目指すというもの。無線LANに接続したこれらのロボットは人工知能を備えており、開発者にとっては競技を通じてプログラムの優劣を競うことになる。
この日熱戦の末、優勝したのは毎年好成績を続けているキングモンクット工科大学・トンブリ校のチーム「ハヌマーンFC」。20万バーツの賞金と来年日本で開かれる「ロボカップ2013世界大会」への出場権を獲得した。
イベント・コーディネーターのエカラックさんは「参加者はハードウエアとソフトウエアの両方を開発する必要があり、学生にとっては技術力向上の良い機会になっている。優勝チームには日本で優勝を目指してほしい」と話す。