タイ国際航空（TG）は7月7日、「ライト・プレミアム」をコンセプトにした新格安ブランド「タイ・スマイル・エア（Thai Smile Air）」を「バンコク～マカオ線」で就航させた。

　同社の傘下には、格安航空会社（LCC）「ノックエア（Nok Air）」があるが、「タイ・スマイル・エア」は別会社ではなくTGの航空運送事業者の証明書（AOC）を使った同社の新しいサービス・ブランドとして立ち上げた。

　機内預け入れ手荷物を20キロまで無料で受け付けるほか、軽食やドリンクも提供。座席指定も無料とするなど、プレミアム航空会社と同様のサービスのままコストを抑える。機内にはエコノミークラスよりも快適に過ごせる「スマイル・プラス」のシート12～16席も用意し、TGのマイレージプログラムの特典も付くという。

　同社によると8月16日には「バンコク～チェンマイ線」「バンコク～スラタニ線」「バンコク～クラビ線」を就航予定。9月16日にはチェンマイ便を増便するほか、「バンコク～プーケット」「チェンマイ～プーケット」も就航を予定する。2013年にASEAN諸国と結ぶ路線や中国線、インド線など国際線のネットワーク拡充を図るとしている。

　同社広報部のナームフォンさんは「タイ・スマイル・エアではTGと同様のサービスを提供する。全便で乗客が笑顔になる質の高いサービスを目指したい」と話す。

　「バンコク～マカオ線」（週14便）の航空運賃は、片道＝4,500バーツ～、往復＝8,735バーツ～で、航空券は専用サイトでオンライン予約ができる。