バンコク・ドゥシット地区に8月12日、タイ国内と海外から集めた花に関連する芸術作品や文献、写真などを展示する「The Museum of Floral Culture(花文化博物館)」(Soi Ongkarak 13, Samsen Road)が王妃陛下80歳の記念事業としてオープンした。
創設したのは国際的なフラワーアーティストでタイ王室のフラワーコーディネーターも務めるサクン・インタクンさん。施設の建物には築100年を超すコロニアル様式の洋館を利用する。
ラーマ5世~現9世までの主にタイやタイ王室の花文化を紹介する「デュシット?ギャラリールーム」、インド・中国・日本・ラオス・バリ・チベットなどアジア諸国の花文化に焦点を当てた「ワールド・オブ・フローラル・カルチャー」、花の装飾を施した建築物などを解説する「ヘリテージ・オブ・フローラル・カルチャー」など、テーマごとに7室のギャラリーを設ける。
日本のコーナーでは、華道の家元「池坊」250年以上前の巻物の秘伝書など歴史的なコレクションも展示。ほかにも絵画やペン画、宮殿の晩さん会で飾られるフラワーアレンジメント、フラワーガーデンなどを展示するなど、花文化を幅広く紹介する。
開館時間は10時~18時。月曜休館。入館料は150バーツ。