緑茶飲料事業、外食事業などを展開する「OISHIグループ」は、日本の丼専門店「KAKASHI(かかし)」の4号店をロータス・バンパコック店内に10月1日に、5号店をロータス・ラマ4通り店内に同15日に、それぞれオープンする。
同店は、各種丼メニューをハンバーガーなどのファストフード店のようにカウンターで注文を受け、短時間で調理してトレーで提供する新業態店。今年5月中旬にシーコンスクエア3階に1号店を開業して以来、フォーチュンタウン店(G階)、ロータス・バンナー店(1階)と続けて立ち上げ、現在3店舗体制で営業する。
「手軽な価格でおいしい日本の料理を提供する」ことをコンセプトにしており、10代の若者や若いビジネスマンをターゲットにする。店内は各店とも明るい内装で、40席ほどのテーブル席を確保。
店名は、大切な農作物(食べ物)を守り、上質の素材を届ける役割、責任の意味を込めて「かかし」としている。米にもこだわり日本米を使う。
主なメニューは、「かかし鶏丼」「天丼」「かつ丼」(各99バーツ)、「豚丼」(79バーツ)、「キムチ牛丼」(89バーツ)など丼物など。このほか、「ギョーザ」(55バーツ)、「たこ焼き」「空揚げ」(各65バーツ)、「カニかまぼこ」(45バーツ)などのアラカルトメニュー、これらとみそ汁、ドリンクを合わせたセットメニュー(125バーツ~155バーツ)なども用意する。
同社マーケティング・コミュニケーション部のエカウィットさんは「丼物は日本で人気があり、種類も豊富だったことから着目。日本の有名メニューをタイに紹介するために立ち上げた」と話す。「1店当たりの売り上げは月100万バーツを見込んでおり、年内に10店舗体制にしたい」と意気込む。
営業時間は全店共通10時~22時。